見る数字は、フォロワー・再生数・反応(いいね、保存、送信、返信)です。
各アプリのおすすめは、同じ話題の投稿を比べて上から表示します。
流出コードと公式発表から分かる範囲で、見る数字と記録のしかたをまとめました。
目指すのは「全体の1位」ではなく、同じ土俵のライバルを上回ること。「投稿・アカウントが伸びる」とは、同じジャンルで発信している他者と同じか、それ以上のペースで伸びることです。フォロワーが増える・再生数が跳ねる。その実感は、常に「まわりと比べて速いかどうか」で決まります。すでに何十万人もフォロワーがいる有名アカウントといきなり競う必要はありません。
「他人より伸びる」が運ではなく仕組みで決まる理由。それは、アルゴリズムによる投稿の表示が相対評価だからです。ここでは、出どころを確認できた情報だけで説明します。
X(旧Twitter)の流出コード(twitter/the-algorithm)を読むと、投稿は興味クラスタ(約14万5千の話題の束)ごとにスコアを付けられ、同じクラスタ内で順位付けされて上位から表示される構造が確認できました。ユーザーの「おすすめ欄の枠」は有限です。あなたの投稿が同クラスタの他人の投稿より上に来れば、その分だけ相手の表示枠が自分の投稿に回ってきます。
TikTokも構造は同じです。まず数百人にテスト表示し、反応が上の投稿だけが次の大きな表示枠に進みます。競っているのは、同時刻・同ジャンルの他の投稿です。
全SNSで1位を取る必要はありません。あなたと同じ規模のアカウントより反応率が高い投稿を安定して出せば、おすすめ枠は確実にこちらへ流れてきます。
根拠:X流出コード(twitter/the-algorithm)のSimClusters実装=コード確認済み / TikTok社内文書(Algo 101、裁判で本物と確認) / Instagram責任者の公式発表
| 同じジャンルの順位 | アカウント | おすすめ欄への表示結果 |
|---|---|---|
| 1位 | あなたの投稿 | 優先的に表示される(相手の枠が回ってくる) |
| 2位 | ライバルA | 表示される |
| 3位 | ライバルB | 表示される(▲この境界線より上が「おすすめ枠」に入る) |
| 4位 | ライバルC | ほぼ表示されない |
| 5位 | ライバルD | ほぼ表示されない |
※反応率がわずか0.5%上がるだけでも、3位と4位の境界線を越えて表示枠を獲得できる、という観測例があります(目安・未確認)。
流出コードと公式発表で、表示に関係すると確認できた要素です。
Instagramの責任者は、フォロワー外(知らない人)に届ける面では「見た人のうち何人がDMで送ったか」を特に重視すると公表しています。TikTok・Xでも同じ傾向が見られます。ほとんどの投稿は「いいね待ち」で終わります。店名・値段・手順・比較表など「この人に送りたい」「あとで見返したい」と思える具体物を入れるだけで、反応の質でライバルを上回れます。
Xの流出コードには「人の興味は8時間で半分薄れる」という設計が書かれていました。TikTokの初期テストも最初の反応で判定されます。投稿直後2時間に来たコメントへ返すと、その時間帯の反応が増えます。
時間経過と価値:直後の反応ほど評価価値が高く、時間が経つほど興味スコアは減衰する
Xのコードでは、アカウントは「どの話題クラスタの人か」で登録され、そのクラスタの人たちに優先的に表示される構造でした。テーマがバラバラだと、この登録が薄まります。テーマが1つに揃っていると、そのクラスタへの表示が続きやすくなります。
1テーマに固定 = 同じクラスタに集中して投稿が表示される
テーマが分散 = 表示先が薄くバラける
比べる数字はアプリごとに違います。同規模のアカウントより、その数字が高いかを見ます。
| アプリ | 根拠 | 見る数字 | 分かっていること |
|---|---|---|---|
| X(旧Twitter) | コード確認 | 返信数 + ブックマーク数 | 流出コードでは返信・ブックマーク・共有など17種類の反応を予測し点数化。興味の賞味期限は約8時間。直後の返信の多さがそのまま表示量になる。 |
| 公式発表 | DM送信数 ÷ リーチ | 責任者のMosseri氏が公表した3指標は「見られる時間」「いいねの割合」「DMで送られる割合」。知らない人に届く面では特に「送られる」が効く。 | |
| TikTok | 民間調査・未確認含む | 完走率(最後まで見た割合) | 社内文書で「また明日も使ってもらう・長く見てもらう」が目的と確認済み。民間調査では最初の200〜500人のテストで完走35%+反応1.5%が拡大の目安とされる(※未確認の数値。目安として使用)。 |
| YouTube | 公式発表 | クリック率 × 視聴維持率 | 公式の説明は「クリックされ、見続けられ、満足してもらえたか」の3点。全動画のクリック率は10%以下が普通と公式が明言。 |
アプリ別の実践チェックリスト
見る数字:返信数 + ブックマーク数
流出コードでは、返信・ブックマーク・共有など17種類の反応を予測して点数化していた。興味の賞味期限は約8時間。直後の返信の多さが、そのまま表示量に効く。
見る数字:DM送信数 ÷ リーチ
責任者のMosseri氏が公表した3指標は「見られる時間」「いいねの割合」「DMで送られる割合」。知らない人に届く面では、特に「送られる」が効く。ライバルより送信率が高い投稿が、表示枠を取りやすい。
見る数字:完走率(最後まで見た人の割合)
社内文書で「また明日も使ってもらう・長く見てもらう」が目的と確認済み。民間調査では、最初の200〜500人のテスト配信で完走35%+反応1.5%が拡大の目安とされる(未確認の数値。目安として使う)。
見る数字:クリック率 × 視聴維持率
公式の説明は「クリックされ、見続けられ、満足してもらえたか」の3点。全動画のクリック率は10%以下が普通と公式が明言。同ジャンルの動画にクリック率・維持率で勝てば、おすすめ欄を奪える。
自分の数字を過去の自分の数字と比べても、ジャンル内の現在地は分かりません。測る相手は、同じ土俵のライバルです。「どこで探す・何を読む・どう記録する」まで手順化すれば、週15分で回ります。
どこで探すか
選ぶ条件(3つとも満たす5人に絞る)
フォロワー数:各アカウントのプロフィール画面に表示される数字をそのままメモする。
直近10本の再生数の「真ん中の値(中央値)」:直近10本をスクロールして再生数を書き出し、小さい順に並べて5番目と6番目のあたりを取る。「真ん中の値」を使うのは、1本だけバズった投稿で実力を見誤らないためです(平均値はバズで歪みます)。
目標:週のフォロワー増加数で5人中3位以内に入り続ける。再生数の真ん中の値で5人の中央を常に上回る。
| アカウント | フォロワー数 | 直近10本の真ん中再生 | 前週差(フォロワー増減) |
|---|---|---|---|
| 自分 | 例:1,200 | 例:480 | +38 |
| ライバルA | |||
| ライバルB | |||
| ライバルC | |||
| ライバルD | |||
| ライバルE |
「自分の普段より伸びたか」は最終ゴールではなく、試した「型」の良し悪しを判定する記録として使います。
週に数本・無理のない本数で構いません。大事なのは本数ではなく、毎週「ライバルとの差」で進捗を確認することです。
「誰の、どんな役に立つか」を一文で決め、30日間は変えない。上の「比べる相手の規模」で5人を選び(フォロワー100人未満なら100〜1,000人、100人以上なら自分の0.5倍〜2倍)、フォロワー数と直近10本の真ん中の値を記録する。
全投稿に「送りたくなる具体物」を1つ入れる。投稿後2時間はコメントにすべて返す。1本につき変える工夫は1つだけにして、何が効いたか分かるようにする。
WEEK 2で勝てた投稿の冒頭・長さ・情報の種類を書き出し、その型をそのままもう2本使う。負けた型は捨てる。
ライバル5人とのフォロワー増加数・再生数の真ん中の値を比較。定番型を1つ確定させ、翌月はその型を軸に本数を増やす。